警察官のキャリア組って?大学を卒業して警察官を目指すメリット

警察官になるには、それぞれの都道府県の採用試験を受ける必要があります。警察官になるためには大きく分けて二つの方法がありますが、一つはA区分といって、大学卒業程度の知識を有する者、もう一つはB区分といって主に高校を卒業程度の知識を有する者がそれぞれ受けられる試験の区分です。
実はすでにこの時点で、ある程度その後の出世にも大きく影響を及ぼしているのです。
警察官は昇級試験があります。これはA区分で受験して合格した人が圧倒的に有利です。ですから、上を目指したいのであればA区分で受験し、合格しなければなりません。
また、キャリアと言う言葉を耳にしたことがある人も多いでしょうが、このキャリア組に配属されるためには、上級国家公務員試験を受験する必要があります。ですから、地方公務員として採用された人をノンキャリアという呼び方をしている場合もあるのです。
では何が大きく違うかといえば、採用された時点ですでに幹部候補生として人事が行われるので、出世がとても早いということです。ですから若くして上司になることも十分ありえますし、試験を受けずに警視まで昇級することができるのがメリットといえるかもしれません。
いわば、地域密着型の警察官を目指すのか、国レベルで国家の安全を守る警察官になりたいのかといった違いでしょう。どちらにせよ、日本人の安全を守ることには違いはありませんから、自分の目指す警察官になるのが一番ではないでしょうか。

大学を卒業した人の警察官採用試験合格率

大学を卒業して警察官になる場合と、高校を卒業してからすぐになる場合とでは、採用区分が違ってきます。
大卒の場合はⅠ類を受験することになり、高卒の場合はⅢ類を受験することになります。
そして大卒で警察官になる場合と高卒で警察官になる場合とでは、昇給のスピードが大きく変わってきます。
それは、昇任試験の受験資格をもらえるまでの期間が大卒の方が短いことが影響しています。
また初任給についても大卒の方が高卒よりも高く設定されています。
このように大卒と高卒とでは、大きな差異があるのです。
そのため大学を卒業して警察官になる場合の採用試験の方が、難しい傾向にあるのです。
そして合格率も相当に低いです。
ですから大学を卒業して警察官になろうと考えている方は、しっかりと勉強をする必要があるのです。
試験範囲も相当に広く、数的処理から社会科学の問題、人文科学や自然科学もあり、さらには英語が出題される場合もあるのです。
また2次試験の面接の配点比率も高まる傾向にあるので、面接対策もしっかりしなければなりません。
このような多くの問題に対処する為にも、出来るだけ早い時期から採用試験のための勉強を始める必要があるのです。
大卒の警察官の採用試験の合格率は低いですが、県によって合格率には開きがあるのも事実です。
ですから、どこの県の採用試験を受験したら合格する可能性が高くなるかを研究して受験をするのも、一つの方法であると言えます。

大学を中退して警察官を目指すことは可能か?

警察官になるためには、各都道府県警察が実施する採用試験を受験し、合格する必要があります。ここで代表例として、警視庁の採用試験を見てみましょう。ご存知の通り、警視庁は東京都の警察であり首都だけに、受験者数、採用数ともに多いのです。警視庁ホームページによると、警察官採用試験はⅠ類(大卒程度)、Ⅲ類(高卒程度)に分けて行われ、どちらの試験も30歳未満であれば受験可能です。
ただしⅠ類に関しては、大卒程度ということですので、21歳以上かつ大卒資格を有する者若しくは大卒程度の学力を有する者が受験できるのです。同ホームページのFAQコーナーには高校卒業者が年齢要件を満たせばⅠ類試験を受験可能かとの質問が掲載されており、本件「大学を中退して警察官を目指すことは可能か?」とのテーマに合致する内容となっております。質問に対する回答として、大卒程度の学力を有しているのであれば受験は可能であり、学力については採用試験の結果を通じ確認すると記載されています。つきましては、大学を中退したとしても、大卒程度の学力を身に付けていると考えているのであれば警察官を目指すことは可能ということになります。
しかし、これらは受験のための最低条件でありますので、合格するにはどうするべきか検討してみましょう。Ⅲ類に比べⅠ類の初任給は高いのですから、過去問題集を見ていただくと分かりますが、筆記試験の内容は高度になります。また、二次試験に於いては面接試験がありますので、なぜ大学を中退し、そして警察官を目指すのかという点につき、説得力のある答えを用意する必要があるでしょう。学力などに不安があるのであればⅢ類を受験する手もあります。当然ながらⅢ類だから簡単ということでもありませんので、その場合もしっかり試験に向けた対策をとる必要があります。
以上を踏まえ、受験区分につきよく検討されたうえ、栄冠を勝ち取られる事を祈っております。